玄米
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【成分と効用】
玄米は,「完全食」といわれるようにビタミン、ミネラル、食物繊維をバランスよく含み、どれも白米の数倍はあります。特に、胚芽に多いビタミンB1・B2・B6・B12、パントテン酸、葉酸などB群の豊富さは特徴的です。B群は栄養代謝にはたらき、疲労回復、気力の充実、ストレスに強いからだにします。さらに、抗酸化作用により血管壁にこびりつく過酸化脂質の生成を抑制するビタミンEと、血中コレステロール低下作用のあるリノール酸は、ともに血管の若さを保ち、動脈硬化の予防に役立ちます。
近年注目されているのが抗がん成分で、フィチン酸、フェノール、セレンを含んでいます。
糖尿病の予防や回復に必要な栄養素も豊富です。食物繊維は、糖質や脂質の吸収をゆるやかにし、B群は糖質の代謝を進め、これらにより、インスリン分泌にはたらく膵臓(すいぞう)の負担を軽くします。さらに、インスリン合成に必要なマグネシウム、亜鉛などのミネラルも含んでいます。そのほか、食物繊維による便通の改善は大腸がんの予防に有効です。
【利用法】
玄米のほか、栄養素の多い胚芽を残した胚芽精米、シリアルの素材や粉末製品、さらに、玄米を発芽させて消化しやすくした製品もあります。
フィチン酸、フェノール、セレンががんを防ぐ
玄米に含まれるフィチン酸は糖類の一種で、細胞を活性酸素から守り、発がんを抑制することがわかっている。一方、フィチン酸が力ルシウムや鉄の吸収を妨げるという指摘がある。実際に、どの程度の影響を及ぼすかはわかっていない。鉄については、玄米に鉄の吸収を助ける銅も含むので問題ないともいわれる。
フェノールも抗がん作用のある成分。セレンはミネラルのひとつで、がん予防効果が高いといわれる。特にビタミンEと組み合わさると、抗がん力がいっそう強くなる。玄米にはビタミンEも豊富なので、がん抑制効果がより期待できる。