シイタケエキス(椎茸エキス)
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エリタデニンは血中コレステロールを低下させ、血流をよくすると報告されています。国立栄養研究所でのネズミを使った実験で、コレステロールを含むエサと干しシイタケのもどし汁を与えている間はコレステロールが低く、もどし汁を止めるとコレステロールが高くなる報告がありました。このことから血中コレステロールを低下させ動脈硬化を予防する作用があることがわかりました。また高血圧のネズミを用いた実験で血圧降下作用があることもわかりました。他のキノコ類のエノキダケ、マッシュルーム、ナメコ、キクラゲ、白マクラゲ、ユウタケなどにも血中コレステロールを低下させる作用があります。また胞子に含まれているリボ核酸は体内でインターフェロンをつくりますが、インターフェロンは抗ウイルス性物質であることでも知られています。
菌糸体エキスの効用についてはマウスなどの動物実験で生体防御機構であるリンパ球やマクロファージなどの免疫系の活性を高め、外部から侵入してくるウイルスや細菌などに対して有効に作用すると報告されています。
来歴
シイタケは中国、日本、台湾、韓国などに分布し、シイタケの傘のつぼみのものを「冬茄(どんこ)」、傘が開いて収穫したものを「香信(こうしん)」に区別します。冬茄の方が味も香りもよく、エリタデニンなどの成分を多く含んでいます。シイタケの傘を子実体と呼び、キノコの茎からのびている白い糸状のものを菌糸体とよびます。昔から慢性腎炎などで尿の出が悪かったり、出ししぶりや血尿が混じっているときはシイタケを黒焼にして飲むとよいといわれています。
効用・効果
・血中コレステロールの低下作用があり、動脈硬化の予防と血圧降下に有用である。
・常食することにより免疫系を増強する可能性がある。
用い方
シイタケの有効成分は干しても減少しません。干しシイタケを調理の前に笠の裏側を日光に10〜20分あてますと必要なビタミンDができます。干しシイタケは水に数時間つけてもどして下さい。お湯を使って短時間にもどすとうまみ成分のグアニル酸、アデニル酸、ウリジル酸が十分にできないことがあります。もどし汁の方にいろいろな有効成分が含まれていますので捨てないで調理に使用して下さい。もどし汁の成分は熱で壊れませんので加熱調理ができます。