胃をホチキスでとめて容量を少なくする肥満の外科痘法が好評
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胃を縮め満腹感を促すのが目的
減食、節食は本能との闘いともいえる。凡夫には難行苦行と思える日々。挫折する例は数多い。そんな怠慢さに専門家も業をにやしたのか、たとえば千葉大学医学部では”実力行使”に出はじめた。つまり、胃の規模縮小工事を手がけだしたのだ。
「胃バイパス術」といわれるこの外科療法は、胃の上部をステイプラーという〃ホチキス”でとめ、胃の容量を正常な容量の10分の1、50〜60ccに規模縮小するもの。新しい胃に穴をあけ、そこへ途中で切断した小腸をつなぎバイパスをつくったりするのだが、この工事をすると、食事量は少なくても満腹感が得られる。
しかも、胃自体の機能にはなんら影響がないそうだ。手術を受けた「重症肥満」者(標準体重の200%以上、または標準体重を45kg超えた人)たちから好評という。ちなみに、肥満先進国アメリカでは、すでに数万例の手術実績があるとか。
脂肪吸い出し法など多彩な外科療法
肥満者の外科手術といえば、これまでも話題になった手術法が少なくない。脂肪を分解する液を腹部に注射し、メスで腹部を3〜4・切開して、その穴から脂肪をずるずると吸い出す方法とか、開腹手術をして腹部の脂肪を魚の皮でもはぐように取り除く方法、
あるいは、上のあごと下のあごを針金でがっちり結んで、口から食べ物が入らないようにし、チューブで流動食だけ流し込んで、摂取をおさえる方法など、奇想天外な方法がいろいろと考えられている。医学は肥満とともに進歩する?